雨の日曜日のような

本物

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とてつもなく整ったお顔が視界に入り、思わずぎょっとする。

気が付くと目で追っている。

しまいには尾行している。

そんなことが今日、ありました。

 

大きな目の間から高く通った鼻がのびている。

上品な曲線を描く唇から顎、首筋。

芸術作品のような横顔。

ツヤツヤなショートボブが、隠す必要のない整った輪郭をさらに引き立てている。

透き通るように白い肌と華奢で小柄な身体は、同性でも守ってあげたくなる。

 

今日はメイクうまく仕上がったし、アイロンで顔周りの髪の毛を内巻きにして小顔効果も出せてるし、お気に入りの服も来てるし、今日の私いつもよりイケてるんじゃないかな!

 

そんな勘違いも、一目見ただけで吹き飛ばしてくれる存在。

いくらメイクや髪の毛で隠しても、着痩せする服を選んだとしても、本物の美人には決して届かない。

本物の美人は、遺伝子って素晴らしいなあ神様が計算してそうなるようにお作りになられたんだなあとか考えてしまうほど輝いている。

 

ちなみに尾行は3秒くらいでやめたので大丈夫です。

途中で自分何やってるんだろうと冷静になりました。

 

私はいつもふとした瞬間に、ブスなんだからメイクで頑張らなきゃとかブスだからこんな可愛い服着ちゃいけないなとか、無意味に自分を貶してしまっています。

何よりその思考は、いまだに顔を変えることはできないという観念がどこかにあるために生まれるもの。

まだまだ潜在意識への理解とアプローチが足りていないということですよね。

しかし今日はそのことに気が付くことができたし、自分が目指す美しさのレベルは今日見かけた女性くらいの本物の美人レベルだということもちゃんと思い出すことができたし、結果的によかったです。

同時に過去の容姿に関しての嫌な思い出がよみがえり、一瞬ネガティブになりましたが、今は逆にやる気に満ちています。

 

絶対に諦めずに頑張ろうと改めて思いました。

ここまでこの記事を読んでくださった方がいらっしゃいましたら、本当にありがとうございます。